“しじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
始終85.1%
四十3.4%
一什2.3%
常時2.3%
止住1.1%
二六時中1.1%
四十歳1.1%
平日1.1%
平素1.1%
紫汁1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ発狂者はっきょうしゃらしいところは、始終しじゅうった様子ようすと、へん眼付めつきとをするのほか
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
さてこのときまでも始終しじゅう不思議ふしぎでならなかったのは、あのときの小さなぼうさんとおおきなひげおとこでした。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
二時四十しじゅう五分。
早春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
いちぶ一什しじゅうは、のべつ隣の王婆が、裏の台所口へ来ては、ち聞きしている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
柴進は一ぶ一什しじゅうを聞いてはらわたをかきむしられた。が、取り乱しているときでない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何か待ち伏せでもしているようなので、あの観音堂の内陣の扉に隠れて、一一什しじゅうの様子を
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、孫新は女房から聞く一ぶ一什しじゅうにただ唸って、深く腕ぐみを結んだままだったが、やがてこうぼそっといった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と云うのは弦四郎は茅野雄の後を尾行つけて、わざわざ飛騨の山の中へ、入り込んで来た身の上であって、道に迷って茅野雄を見失い、偶然に丹生川平という、不思議な郷へ入ったものの、心では常時しじゅう茅野雄の行衛を、知りたいものと思っていた。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(間)だが俺の心はどうだ、(破裂せる如き調子)俺の心はまるで謀反人むほんにんの心のように、絶えず苦しみ、気を遣い、他人の思慮おもわくを憚り、そして常時しじゅう疑っている。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
なおくさぐさの厚意と声援とを送り届けようとする精霊が止住しじゅうし往来する拠点でもあると、昔の人たちは信じていたらしいこと、その恩恵の永続を確かめんがために、毎年心を籠め身を浄くして、稲という作物の栽培をくり返し
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
少彦名神すくなひこなのかみが国土経営の功を終えて、あの世界におもむいて永く止住しじゅうなされたことは、「神功紀」の寿宴じゅえんの御歌にも見えて、よほど素尊の根堅洲国ねのかたすくにと近く
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
私は二六時中しじゅう見ていても子供だからそんなに大切にしなかったし、おかみさんのおもよというのは、竈河岸へっついがしの竃屋の娘で、おしゃべりでしようのなかった女だから、輝国が死んでから、そういうものはどうなってしまったかわからなかった。
あろう事か、めるはまだしも、しゃらけさして、四十歳しじゅう宿場の遊女おいらんどの
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その時分四十位の中柄ちゅうがらの男で勢いの好い、職人はだで、平日しじゅうどてらを着ていた。
それを御本家では平素しじゅう憎悪にくんでいるということでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その紫汁しじゅうでハンケチをめ、また白シャツにけてみたら、たちまち美麗びれいまって
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)