“遊女”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おいらん31.8%
あそびめ18.2%
おんな13.6%
つとめ13.6%
ゆうじょ9.1%
いうぢよ4.5%
うかれめ2.3%
おやま2.3%
じょろう2.3%
ゆうぢよ2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“遊女”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩28.6%
歴史 > 日本史 > 日本史2.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
すると髪がざらざらと崩れたというもんだ、姿見に映った顔だぜ、その顔がまた遊女おいらんそのままだから、キャッといったい。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おら遊女おいらんの名と坂の名はついぞ覚えたことはえッて、差配おおやさんは忘れたとわッしたっけ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
阿諛おもねりまなこをチェーザレの家より放ちしことなく、おしなべての死、宮の罪惡なる遊女あそびめは 六四—六六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その上には高山たかやまの上の城のごとく安らかに坐し、しきりにあたりをみまはしゐたるひとりのしまりなき遊女あそびめありき 一四八—一五〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
前夜の宵のくち。——六条の遊女宿あそびやどで気焔をあげていた一座の武士たちが、意味ありげに、遊女おんなたちへ、
いつづけの客や情夫おとこなどを、宿の遊女おんな達はこの茶屋まで、きっと送って来たものであった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この時節より通ひそむるは浮かれ浮かるる遊客ゆふかくならで、身にしみじみと実のあるお方のよし、遊女つとめあがりの去るひとが申き
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
遊女つとめあがりのひとまうしき、このほどのことかゝんもくだ/\しや大音寺前だいおんじまへにてめづらしきこと盲目按摩めくらあんまの二十ばかりなるむすめ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
湯女ゆな遊女ゆうじょ、掛茶屋の茶酌女ちゃくみおんな等は、公然と多くの人に接しるから、美貌はすぐと拡まった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
僕は子供心こどもごころに、維新いしんのころ世に名高き遊女ゆうじょはなしを敬服して聞いたことがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
歌麿うたまろ遊女いうぢよえり小桜こざくらがわがからかさにとまり来にけり
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
貞淑ていしゆくなる細君さいくんは、品位ひんゐたもつこと、あたか大籬おほまがき遊女いうぢよごとく、廊下らうか會話くわいわまじへるのは、はしたないとおもつたのであらう。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
柳田君は右の連歌の詞書の中なる「さきくさ」を「人形芝居の一曲なるか」と解しておられるが、これは曲名ではなくて遊女うかれめの名であった。
すなわち歌をうたうに堪能な遊女うかれめであったのである。
「可愛らしい玩具か何かないものかしら。来山の遊女おやま人形といったような……。」
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
「わりゃ雪女となりおった。が、魔道の酌取しゃくとり枕添まくらぞい芸妓げいしゃ遊女じょろうのかえ名と云うのだ。娑婆しゃば、人間の処女きむすめで……」
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たちいでしは此譯このわけ、それよりおくなになれや、いまりようのあづかりをしてはゝ遊女ゆうぢよ仕立物したてもの
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)