“遊君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうくん42.9%
おいらん14.3%
いうくん14.3%
きみ14.3%
けいせい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男舞おとこまいを余興にすることが流行となってから——遊君ゆうくん遊女ゆうじょの一派として、白拍子なる一階級が、新たに、世相にうかび出している。
「それは、お照しなり、行燈あんどんなり、いかようともいたしますんで、とにかく、……夜も更けております事、遊君おいらんの処を、お早く、どうぞ。」
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「お前の話は少し頓珍漢とんちんかんだよ。普賢菩薩が、衆生濟度のために、江口の遊君いうくんに現じたといふ話だらう」
銭形平次捕物控:315 毒矢 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
なんの、都の白拍子にも、江口えぐち神崎かんざき遊君きみたちにも、くらぶべきは無いといわるる御内方おんうちかたを、ちょっと、招かれれば、みな、気がすむというものだ。
江戸文明の爛熟は久しく傾城けいせい遊君けいせいの如き病的婦人美を賞讃し尽した結果、其不健全なる芸術の趣味の赴く処は是非にも毒婦と称するが如き特種なる暗黒の人物を造出つくりださねばまなかつた。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)