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ゆうくん
ふりがな文庫
“ゆうくん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
遊君
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遊君
(逆引き)
男舞
(
おとこまい
)
を余興にすることが流行となってから——
遊君
(
ゆうくん
)
、
遊女
(
ゆうじょ
)
の一派として、白拍子なる一階級が、新たに、世相にうかび出している。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お話にも何んにもなりませぬ。こんな小城、おとすの朝飯前だと、このように申して油断に油断し、京都や、淀や、
神崎
(
かんざき
)
などより、めし連れました
遊君
(
ゆうくん
)
を
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
人馬
親昵
(
しんじつ
)
する奇譚どもを片端から皆嘘のように
貶
(
けな
)
したが、それは今日来朝の外人が吉野高尾ほどな文才ある
遊君
(
ゆうくん
)
に会わず、人に大便を
拭
(
ふ
)
かす貴族の大人をも見ぬからとて
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
褊
(
すずし
)
一枚着たばかりの、だから体がまると見えている、そういう
白拍子
(
しらびょうし
)
と戯むれているのは、右少弁藤原
俊基
(
としもと
)
であり、縁先に立って庭を見ながら、これも素肌に
褊
(
すずし
)
一枚の、
遊君
(
ゆうくん
)
に何か
囁
(
ささや
)
いているのは
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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