“中柄”の読み方と例文
読み方割合
ちゅうがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時分四十位の中柄ちゅうがらの男で勢いの好い、職人はだで、平日しじゅうどてらを着ていた。おかみさんが、弟子のそばで裁縫しごとをしていたものだ。
中柄ちゅうがらで肉のしまっているこの女水泳教師のうすい水着下の腹輪の肉はまだ充分じゅうぶん発達しないさびしさを見せてはいるが、こしの骨盤ははち型にやや大きい。そこに母性的の威容いようたくましい闘志とうしとをひそましている。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)