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威容
ふりがな文庫
“威容”の読み方と例文
読み方
割合
いよう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよう
(逆引き)
見れば、
正面
(
しょうめん
)
の
床几
(
しょうぎ
)
に、
気
(
け
)
だかさと、美しい
威容
(
いよう
)
をもった
伊那丸
(
いなまる
)
、左右には、
山県蔦之助
(
やまがたつたのすけ
)
と
咲耶子
(
さくやこ
)
が、やや頭をさげてひかえている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聞く者その
威容
(
いよう
)
に
怖
(
おそ
)
れ弁舌に
驚
(
おどろ
)
き
這々
(
ほうほう
)
の
体
(
てい
)
にて引き
退
(
さが
)
るを常としたりきと云っているもって春琴の勢い込んだ
剣幕
(
けんまく
)
を想像することが出来よう。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
そのあくる日から復一は真佐子に会うと一そう
肩肘
(
かたひじ
)
を張って
威容
(
いよう
)
を示すが、内心は
卑屈
(
ひくつ
)
な気持で充たされた。もう口は利けなかった。真佐子はずっと大人振ってわざと
丁寧
(
ていねい
)
に
会釈
(
えしゃく
)
した。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
威容(いよう)の例文をもっと
(9作品)
見る
“威容”の意味
《名詞》
威厳のある立派な姿。
(出典:Wiktionary)
威
常用漢字
中学
部首:⼥
9画
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
“威”で始まる語句
威
威嚇
威張
威勢
威猛高
威丈高
威厳
威力
威儀
威圧
“威容”のふりがなが多い著者
吉川英治
谷崎潤一郎
岡本かの子