“肩肘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたひぢ52.0%
かたひじ48.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
萬次はこと/″\しをれ返つてをります。これが筋彫の刺青いれずみなどを見榮にして、やくざ者らしく肩肘かたひぢを張つてゐたのが可笑しくなるくらゐです。
ようやく落着いた平次、その後ろに肩肘かたひぢを怒らす八五郎、お時はお靜の身體をたてにして、部屋の隅へ小さく坐りました。
それ故にこそ、とどのつまりは「うまいものでも食って」ということになった。世間に肩肘かたひじ張って暮すのも左様大儀な芝居でもなかった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
万次はことごとくしおれ返っております。これが筋彫すじぼり刺青いれずみなどを見栄みえにして、やくざ者らしく肩肘かたひじを張っていたのが可笑おかしくなるくらいです。