“刺青”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりもの48.6%
いれずみ44.9%
しせい2.8%
がまん0.9%
あおざし0.9%
ほりもん0.9%
イレズミ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その刺青ほりものは、都の名物と、三ツ児でさえも花和尚の名とともに知っていたもの。……その花和尚がどうしてまた、こんなところに」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祖父の左の二の腕に桃の実の小さい刺青いれずみのあったのを覚えている。骨董道楽こっとうどうらくで、離れの床の間には蒐集品しゅうしゅうひんがごたごた置いてあった。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
刺青しせい」と云ふのを「刺青あおざし」と読み、「麒麟きりん」の中に出て来る「亀山きざん」を「亀山かめやま」と読んだりした。それでも叔父は頗る得意で熱心に読んだ
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
時々刺青がまんのたあやんと称する男が、五百個千個と電球を売りつけに来るのを安い値で買いとっていた。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
刺青しせい」と云ふのを「刺青あおざし」と読み、「麒麟きりん」の中に出て来る「亀山きざん」を「亀山かめやま」と読んだりした。それでも叔父は頗る得意で熱心に読んだ
青春物語:02 青春物語 (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
見覚えのために手前の額へ十文字の刺青ほりもんをして遣ったが、まだ悪事が止まねえナ此ん畜生め
出稼人デカセギニン根性コンジョウヤメヨ。フクロカツイデ見事ミゴト帰郷キキョウ被告ヒコクタル酷烈コクレツ自意識ジイシキダマスナ。ワレコソ苦悩者クノウシャ刺青イレズミカクシタ聖僧セイソウ。オ辞儀ジギサセタイ校長コウチョウサン。「ハナシ編輯長ヘンシュウチョウチタイモノワラワレマイ努力ドリョク
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)