“刺青師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほりものし83.3%
ほりし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その西洋式の讃美者は、この興行主のお角が諸肌もろはだを脱いで、江戸前の刺青師ほりものしに、骸骨の刺青を彫らせていることを知るものがない。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と云ったが、脊中の刺青がれましてしゝ滅茶めっちゃになりましたから、直ぐ帰りに刺青師ほりものしへ寄って熊にほりかえて貰い、これからくまの亥太郎と云われました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かねにあかせた名人刺青師ほりしの仕事だけに、どこの刺青競ほりものくらべに出ても、ひけはとらない。笛、琴、胡弓、歌、踊り、天性すぐれざるなしでもある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)