“ほりし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彫師66.7%
彫刻師22.2%
刺青師11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木材としては、目がつんでいるので、とりわけ版木はんぎよろこばれ、好んで彫師ほりしがこれに刀をあてた。家具にしたとて膚艶はだつやがいい。
樺細工の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
それに親父おやぢが金属の彫刻師ほりしだものですから、さかづき、香炉、目貫縁頭めぬきふちがしらなどはありませんが、其仕事をさせる積りだつたので、絵を習へと云ふので少しばかりネ、すゝきらん
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かねにあかせた名人刺青師ほりしの仕事だけに、どこの刺青競ほりものくらべに出ても、ひけはとらない。笛、琴、胡弓、歌、踊り、天性すぐれざるなしでもある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)