“彫青師”の読み方と例文
読み方割合
ほりものし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……そうでしょう? 金五郎さんも男なら、いったん約束したことは、忘れはしないでしょ? あたしだって、すこしは知られた彫青師ほりものしさ。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「そうか。そんなら、これを彫った京次郎という彫青師ほりものしの頭文字じゃ。……へえエ、これまで、気づかんじゃったが、……」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
彫青師ほりものしとして、母は、名の知れた男の名人たちからも、腕のよさを高く買われていましたのに、東京に帰ってから、今日まで、一度も、筆と針とを手にしません。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)