“蒐集品”の読み方と例文
読み方割合
しゅうしゅうひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
売り惜んだ彼が最後に気に入りの蒐集品しゅうしゅうひんで部屋の中を飾った。それでも狭い部屋の中は一ぱいで猶太人ユダヤじんの古物商の小店ほどはあった。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
祖父の左の二の腕に桃の実の小さい刺青いれずみのあったのを覚えている。骨董道楽こっとうどうらくで、離れの床の間には蒐集品しゅうしゅうひんがごたごた置いてあった。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
史的に見てこれらの蒐集品しゅうしゅうひんは、何か将来の研究者に役立つであろう。だが物を集め調べるそのことに私たちの意向の中心が在ったのではない。
地方の民芸 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)