“努力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どりょく52.8%
どりよく25.0%
つと8.3%
ぬりき5.6%
つとむ2.8%
はげみ2.8%
ドリョク2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、こういたわると、としとったがんは、わかいものにみずからのちからおとろえと、弱気よわきせまいと努力どりょく努力どりょくをつづけてんでいました。
がん (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして此等これら損失そんしつほとんど全部ぜんぶ地震後ぢしんご火災かさいるものであつて、被害民ひがいみん努力どりよく次第しだいによつては大部分だいぶぶんまぬかられるべき損失そんしつであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
社会の下層を流れる清水に掘りあてる迄はまずたわまず努力つとめるばかりでなく、また其を読者の前に突着けて、右からも左からも説明ときあかして、呑込めないと思ふことは何度繰返しても
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
努力ぬりき』のうるひ、『思慧しゑ』のかげおほしいつきて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
曳々声えいえいごえで、水を押し上げようと努力つとむ気勢けはい
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、その銭を拵える心の努力はげみは決して容易ではなかった。——辛抱して銭を拵える間が待たれなかったのだ。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
出稼人デカセギニン根性コンジョウヤメヨ。フクロカツイデ見事ミゴト帰郷キキョウ被告ヒコクタル酷烈コクレツ自意識ジイシキダマスナ。ワレコソ苦悩者クノウシャ刺青イレズミカクシタ聖僧セイソウ。オ辞儀ジギサセタイ校長コウチョウサン。「ハナシ編輯長ヘンシュウチョウチタイモノワラワレマイ努力ドリョク
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)