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剣幕
ふりがな文庫
“剣幕”の読み方と例文
旧字:
劍幕
読み方
割合
けんまく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんまく
(逆引き)
聞く者その
威容
(
いよう
)
に
怖
(
おそ
)
れ弁舌に
驚
(
おどろ
)
き
這々
(
ほうほう
)
の
体
(
てい
)
にて引き
退
(
さが
)
るを常としたりきと云っているもって春琴の勢い込んだ
剣幕
(
けんまく
)
を想像することが出来よう。
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
長居
(
ながい
)
はめんどうと思ったものか、
阿修羅
(
あしゅら
)
のごとき
剣幕
(
けんまく
)
で近く後日の再会を約すとそのまま傾く月かげに追われて江戸の方へと走り去ったのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
五番の
柔道
(
じゅうどう
)
三段の松山さんは、「
腐
(
くさ
)
れ女の尻を、犬みたいに追いまわしやがって——」とすごい
剣幕
(
けんまく
)
で
睨
(
にら
)
みつけます。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
剣幕(けんまく)の例文をもっと
(18作品)
見る
“剣幕”の意味
《名詞》
剣幕(けんまく)
(「険悪」の連声と言われるも未詳)激しく怒った顔つきや態度。
(出典:Wiktionary)
剣
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
“剣”で始まる語句
剣
剣呑
剣戟
剣突
剣橋
剣山
剣術
剣菱
剣舞
剣槍
“剣幕”のふりがなが多い著者
田中英光
丘丘十郎
イワン・ツルゲーネフ
木下尚江
谷崎潤一郎
蘭郁二郎
林不忘
江戸川乱歩
三遊亭円朝
海野十三