“剣槍”の読み方と例文
旧字:劍槍
読み方割合
けんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幼少の時、剣槍けんそう男谷おたにの道場へ、後に九段の斎藤弥九郎の練兵館にみがき、学問はいう迄もなく、孜々ししと毎日三田の塾まで通っている。
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
従来の和歌を以て日本文学の基礎とし、城壁とさんとするは、弓矢剣槍けんそうを以て戦はんとすると同じ事にて、明治時代に行はるべき事にては無之候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
剣槍けんそうに一流を究め、忍術に妙を得て、その上、力量三十人に敵し、日に四十里を歩み、昼夜眠らずしてむことなく、それに奇妙なのは盗賊ながら日本を週国して、孝子孝女を探り
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)