“けんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
喧騒46.6%
喧噪29.1%
剣槍9.7%
見相3.9%
険相1.9%
剣創1.0%
剣宗1.0%
剣鎗1.0%
嶮相1.0%
巻層1.0%
慳相1.0%
犬相1.0%
肩相1.0%
鎌倉1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
単にひとり静かに居る時のみではない、全き喧騒の中においてもそれは来るのである。孤独は瞑想の条件であるよりも結果である。
人生論ノート (新字新仮名) / 三木清(著)
酒盃のカチ合う音、酔いのまわった紳士の胴間声、それにジャズの喧噪な楽の音がりただもう頭の中がワンワンいうのであった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
従来の和歌を以て日本文学の基礎とし、城壁とさんとするは、弓矢剣槍を以て戦はんとすると同じ事にて、明治時代に行はるべき事にては無之候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
両人は飛立つ程嬉しく思いますから婆アのるのも聞入れずに見相を変え、振払って深川富川町へ駈出します。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
藤波は蒼白んだ、険相な顔をゆっくりとあげると
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
怪刀の柄ざわりが、ぐんぐん胸をつきあげてきて、理非曲直は第二に、いまは生き血の香さえかげばいい丹下左膳、右頬の剣創をひきゆがめて白い唇が蛇鱗のようにわななく……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「将軍家御師範役の列に加わって一方の剣宗と仰がれる日が来たのだ」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
前年の六月になっても米価はますます騰貴するばかりで、武州の高麗入間榛沢秩父の諸郡に起こった窮民の暴動はわずかに剣鎗の力で鎮圧されたほどである。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お国は嶮相な蒼い顔をして、火鉢の側に坐っていたが、しばらくすると、「え、それは私だって考えているんです。」
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
雲形、層、層積、巻層、巻積。よし。それで自分は小高い山の上にある長野の測候所を出た。善光寺から七八町向うの質屋の壁は白く日をうけた。
朝飯 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
をパチンと抜いて渡したのを、あせって震える手に取って、慳相な女親が革鞄の口を切裂こうとして、猜疑の瞳を技師に向くると同時に、大革鞄を、革鞄のまま提げて
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「あの犬は中々利巧だったが、こいつはどうも莫迦らしいな。第一人相が、——人相じゃない。犬相だが、——犬相が甚だ平凡だよ。」
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
臨済寺の雪斎和尚にいわせると、禅家では、人相よりも、肩の相——肩相というものをたいへん尊ぶ。肩を見て、その人間が、正覚を得ているやいなや、できておるか、おらぬか、分るそうじゃ。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのほか「日本桃陰比事」「鎌倉比事」馬琴の「青砥藤綱模稜案」などいろいろあるが、ごく古い所は西鶴までの三書である。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)