“猜疑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さいぎ94.4%
うたがい2.8%
うたがひ0.9%
うたぐり0.9%
まわりぎ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“猜疑”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 政治 > 外交・国際問題18.2%
文学 > フランス文学 > 小説 物語18.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
自分の問は前よりなお露骨であった。母は黙ってそこにたたずんでいた。自分は母の表情に珍らしく猜疑さいぎの影を見た。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
果して然らば、地球人類がお互い同士に猜疑さいぎし、とし合い、殺戮さつりくし合うことは賢明なることであろうか。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
夜昼となくその高殿から、嫉妬ねたみ猜疑うたがい呪咀のろいとをもって、妖精のように桂子が、自分たちを看視していることだろう。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかし岸本は、節子と彼との年齢の相違から起って来る猜疑うたがい深い心までも彼女の前には隠すまいとした。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
猜疑うたがひ恐怖おそれ——あゝ、あゝ、二六時中忘れることの出来なかつた苦痛くるしみは僅かに胸を離れたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
蓮太郎——大日向——それから仙太、斯う聯想した時は、猜疑うたがひ恐怖おそれとで戦慄ふるへるやうになつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
あのひとは、猜疑うたぐり深い目で私を見ながら、
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
お銀の猜疑まわりぎは、笹村に負けないほど、いつも暗いところまで入り込んで行かなければまなかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)