“さいぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
猜疑96.5%
猜忌2.6%
細技0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十左は性急な気質だし、兵部に対して必要以上に憎悪と猜疑さいぎをもっている。一ノ関の名が出るだけで、すぐに不法と陰謀を考える。
彼は其処そこにつッ立って自分の方をじっと見て居るそのつきを見て自分は更に驚きつ怪しんだ。かたきを見るいかりの眼か、それにしては力薄し。人を疑う猜忌さいぎの眼か、それにしては光鈍し。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
これに加うるに手工細技さいぎ天稟てんりんの妙を有する我が国女工を以てす、あたかもりょうつばさを添うが如し、以て精巧にこれを製出し、世界の市場に雄飛す、天下如何いかんぞこれに抗争するの敵あるを得んや。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)