“さいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サイキ
語句割合
猜忌44.0%
細木12.0%
佐伯8.0%
再起4.0%
崔徽4.0%
崔毅4.0%
彩旗4.0%
才気4.0%
斎忌4.0%
斎木4.0%
(他:2)8.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「騒いぢやかん、——の松本が例の猜忌さいきと嫉妬の狂言なんだらう、馬鹿メ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ほんとうの青年は猜忌さいきや打算もつよく、もっと息苦しいものなのに、と僕にとって不満でもあったあの水蓮すいれんのような青年は、それではこの青扇だったのか。
彼は昔の彼ならず (新字新仮名) / 太宰治(著)
——姓は細木さいき、名は藤次郎、俳名はいみやう香以かうい、俗称は山城河岸やましろがし津藤つとうと云つた男である。
孤独地獄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それは細木さいきと云う未亡人だった。
聖家族 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
みやこより一人の年若き教師下りきたりて佐伯さいきの子弟に語学教うることほとんど一年、秋の中ごろ来たりて夏の中ごろ去りぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
佐伯さいきの子弟が語学の師を桂港かつらみなとの波止場に送りし年も暮れて翌年一月の末、ある日源叔父は所用ありて昼前より城下に出でたり。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そのただ一つの物から、再起さいき旗印はたじるしを引きぬかれて、それにかわ徳川家とくがわけ指物さしものが立ってからすでに半年。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
画裏に崔徽さいきを見るに非ず
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
崔毅さいきの家をかこむ木立の空に、炊煙があがっていた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「申しおくれました。自分儀は、先朝にお仕え申していた司徒しと崔烈さいれつの弟で、崔毅さいきという者であります。十常侍の徒輩が、あまりにも賢を追い邪を容れて、目をおおうばかりな暴状に、官吏がいやになって、に隠れていた者でございます」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
忽ち電車線路の踏切があって、それを越すと、車掌が、「劇場前」と呼ぶので、わたくしは燈火や彩旗さいきの見える片方を見返ると、絵看板の間に向嶋劇場という金文字が輝いていて、これもやはり活動小屋であった。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
母親ははたいへん縹緻きりょうよしなので、むすめもそれにひなまれなる美人びじんまた才気さいきもはじけてり、婦女おんなみち一ととおりは申分もうしぶんなく仕込しこまれてりました。
それに加えて厳重なる斎忌さいきの下に神にふんしていた女性は、その期間は自分の神であることをみずからも信じていた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
この一カ月を超ゆる無為むいの期間が、或いは次の大事な祭を迎えるための、斎忌さいきすなわち「ゆまはり」の期間ではなかったか。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
……どうだ斎木さいき……モ一つ行こう。脊髄癆カリエスぐらい酒を飲めば癒るよ。ちょっとも酔わんじゃないか君は……。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その祭壇に使用された祭具を見ると、八脚の新しい斎机さいきもあり、経机の塗りのげたのもあり、御幣立ごへいたてが備えられてあるかと見れば、香炉がくすぶっている。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
西帰さいきの後丹後たんごにをること三年、よって谷口氏を改めて与謝よさとす。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)