“旗印”の読み方と例文
読み方割合
はたじるし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
といわぬばかり、無数の旌旗せいきを植えならべて、陣々、鮮やかにその旗印はたじるしをさえ敵の目に見せつけて来たのであった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
權力を得よう、このみじめな自分自身の爲めに力と名聲を得ようといふ野心やしんから、吾主わがしゆ、神の王國をひろめようと云ふ野心を形造かたちづくりました。十字架の旗印はたじるしの勝利を得る爲めに。
そのただ一つの物から、再起さいき旗印はたじるしを引きぬかれて、それにかわ徳川家とくがわけ指物さしものが立ってからすでに半年。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)