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旗印
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はたじるし
ふりがな文庫
“
旗印
(
はたじるし
)” の例文
といわぬばかり、無数の
旌旗
(
せいき
)
を植えならべて、陣々、鮮やかにその
旗印
(
はたじるし
)
をさえ敵の目に見せつけて来たのであった。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
權力を得よう、この
慘
(
みじ
)
めな自分自身の爲めに力と名聲を得ようといふ
野心
(
やしん
)
から、
吾主
(
わがしゆ
)
、神の王國を
擴
(
ひろ
)
めようと云ふ野心を
形造
(
かたちづく
)
りました。十字架の
旗印
(
はたじるし
)
の勝利を得る爲めに。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
そのただ一つの物から、
再起
(
さいき
)
の
旗印
(
はたじるし
)
を引きぬかれて、それに
代
(
かわ
)
る
徳川家
(
とくがわけ
)
の
指物
(
さしもの
)
が立ってからすでに半年。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
神が
獻物
(
さゝげもの
)
の半分で滿足なさるとあなたは思ふのですか。神は、
不具
(
かたは
)
の犧牲をお受け
容
(
い
)
れになるでせうか。僕が云ひ張るのは神さまの爲めです。僕は、神の
旗印
(
はたじるし
)
の下に、あなたを召集するのだ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
天子
(
てんし
)
ヶ
岳
(
たけ
)
のふもとから、南すそのへかけて、まんまんと陣取ったるが本陣と思われまする。オオ、しかも、その
旗印
(
はたじるし
)
は、
徳川方
(
とくがわがた
)
の
譜代
(
ふだい
)
、
天野
(
あまの
)
、
内藤
(
ないとう
)
、
加賀爪
(
かがづめ
)
、
亀井
(
かめい
)
、
高力
(
こうりき
)
などの面々
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そして
後日
(
ごじつ
)
、ふたたび小太郎山に
武田菱
(
たけだびし
)
の
旗印
(
はたじるし
)
を見たならば、またその時は、
緋
(
ひ
)
おどし
谷
(
だに
)
へきておくれ、そして、
仲
(
なか
)
よく
刺繍
(
ししゅう
)
をしたり
染物
(
そめもの
)
をしておくれ。わたしは、それを知らせにきたのです
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“旗印(
馬印
)”の解説
馬印(うまじるし)は、戦国時代の戦場において、武将が己の所在を明示するため馬側や本陣で長柄の先に付けた印。馬標、馬験とも書く。
戦場においては本陣を示し馬印を下げることは、追い込まれ撤退することであり武将にとって屈辱だった。
馬印の前身であり、同様に用いられた旗印(はたじるし)についても本項で記す。
(出典:Wikipedia)
旗
常用漢字
小4
部首:⽅
14画
印
常用漢字
小4
部首:⼙
6画
“旗”で始まる語句
旗
旗幟
旗下
旗亭
旗本
旗竿
旗鼓
旗差物
旗頭
旗艦