“天子”の読み方と例文
読み方割合
てんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも夜中よなかすぎになると、天子てんしさまのおやすみになる紫宸殿ししいでんのお屋根やねの上になんともれない気味きみわるこえくものがあります。
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)
けれど、むかしから百ねんながくこのなかきていたものがありませんので、天子てんしさまはこのことを、ひじょうにかなしまれました。
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
このおれさまはどうだ! 日本中クロを乗りまわしてきて、いまは、天子てんしさまと同じみやこの土をふんでいるんだ。九重ここのえの都をよ!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)