“てんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天子50.0%
天使37.5%
填詞4.2%
典史2.1%
天祠2.1%
天賜2.1%
帝子2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、むかしから百ねんながくこのなかきていたものがありませんので、天子てんしさまはこのことを、ひじょうにかなしまれました。
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうなると、図にのった悪魔のでしどもは、天までものぼっていって、天使てんしたちや神さままで、わらいぐさにしようとおもいました。
填詞てんし」ともなり「倚声いせい」ともなるその変化の一つの作用と見てもよろしい。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
方氏一族かくの如くにしてほとんど絶えしが、孝孺の幼子徳宗とくそう、時にはじめて九歳、寧海県ねいかいけん典史てんし魏公沢ぎこうたく護匿ごとくするところとなりて死せざるを得、のち孝孺の門人兪公允ゆこういんの養うところとなり、つい兪氏ゆしおかして
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
台湾のつぎには琉球りゅうきゅうの迷信を述べなければならぬ。まず琉球の宗教を見るに、祭天教と祭祖教である。祭天としては、ときどき天祠てんしの祭りを行うことになっている。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
局部切断の時にあたり「コロロホルム」剤は天賜てんし魔睡剤ますいざいなれば感謝して受くべきなり、しかれども我らやめる時にことごとく医者と薬品とに頼るは我らの為すべからざることなり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
また帝子てんしたむろに代る
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)