“日天子”の読み方と例文
読み方割合
にってんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんり、しずみ、星斗と相語り、地形と相抱擁あいほうようしてむところを知らず。一杯をつくして日天子にってんしを迎え、二杯をふくんで月天子げってんしを顧みる。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
勿体もったいなくも、我等は光明の日天子にってんしをばはばかり奉る。いつもやみとみちづれぢゃ。東の空が明るくなりて、日天子さまの黄金きんの矢が高く射出さるれば、われらは恐れてげるのぢゃ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
勿体もったいなくも、我等は光明の日天子にってんしをばはばかりたてまつる。いつもやみとみちづれじゃ。東の空が明るくなりて、日天子さまの黄金きんの矢が高く射出さるれば、われらは恐れてげるのじゃ。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)