“桂港”の読み方と例文
読み方割合
かつらみなと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐伯さいきの子弟が語学の師を桂港かつらみなとの波止場に送りし年も暮れて翌年一月の末、ある日源叔父は所用ありて昼前より城下に出でたり。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
桂港かつらみなとにほど近き山ふところに小さき墓地ありて東に向かいぬ。源叔父の妻ゆり独子ひとりご幸助の墓みなこの処にあり。「池田源太郎之墓」と書きし墓標またここに建てられぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)