“桂樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいじゆ50.0%
ラウロ25.0%
かつらぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
往々おうおう悲歌ひかしてひと流涕りゆうていす、君山くんざん剗却さんきやくして湘水しようすい平に桂樹けいじゆ砍却しやくきやくして月さらあきらかならんを、丈夫じようふ志有こころざしありて……
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
エウリピデ、アンティフォンテ、シモニーデ、アガートネそのほかそのかみ桂樹ラウロをもて額を飾れる多くのギリシア人かしこに我等と倶にあり 一〇六—一〇八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
眉が意気で、口許に情がこもって、きりりとしながら、ちょっとお転婆に片褄かたづまの緋の紋縮緬もんちりめんの崩れたなまめかしさは、田舎源氏の——名も通う——桂樹かつらぎという風がある。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)