“悲歌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
エレジイ40.0%
ひか20.0%
エレジー20.0%
エレヂー10.0%
ラメント10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詩集『悲歌エレジイ』は可なりな人気を博したとはいへ、猶人々は彼女をかの浪漫派時代の女詩人達、タストやセガラやエルザ・メルクールの輩と並べて考へてゐたものだつた。
デボルド―ヷルモオル (新字旧仮名) / 中原中也(著)
往々おうおう悲歌ひかしてひと流涕りゆうていす、君山くんざん剗却さんきやくして湘水しようすい平に桂樹けいじゆ砍却しやくきやくして月さらあきらかならんを、丈夫じようふ志有こころざしありて……
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
飯田松川に比べると、三分の一の距離しかない片桐松川ではむしろ惨憺さんたんたる悲歌エレジーを聞いたけれども、飯田松川の長流では反対に安逸の浪費をさえ感じた。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)
ああ 少年の日の悲歌エレヂーよみがへる
帰村 (新字旧仮名) / 森川義信(著)
『タイスの瞑想曲メディテイション』『インドの悲歌ラメント』『ユモレスク』『ルイ十三世の歌とパヴァーヌ』はその頃の私の病床をどれだけ慰めてくれたか判らない。