悲歌エレジー)” の例文
飯田松川に比べると、三分の一の距離しかない片桐松川ではむしろ惨憺さんたんたる悲歌エレジーを聞いたけれども、飯田松川の長流では反対に安逸の浪費をさえ感じた。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)
第一の曲は、恋し合った若い夫妻の落ち着いた淳朴じゅんぼくな幸福を、そのやさしい愛欲や、その未来にたいする信頼などを、表現したものだった。第二の曲は、子供の死に関する悲歌エレジーだった。