“悲愴”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひそう75.0%
ひさう8.3%
パセティック8.3%
パセテーク4.2%
パテチック4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“悲愴”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 音楽 > 音楽史 各国の音楽30.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
闇太郎は、あるいは怒りあるいは歎き、悲愴ひそうな雪之丞の身の上ばなしに、耳を傾けて、あまたたびうなずいたが、
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
その悲愴ひそう眼差まなざしの中には、不可能事から来る眩暈めまいと閉ざされたる楽園とに似た何かがあった。
かれには悲愴ひさうかんほかに、だ一しゆ心細こゝろぼそかんじが、こと日暮ひぐれよりかけて、しんみりとみておぼえた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
その慟哭は勿論、悲愴ひさうを極めてゐたのに相違なかつた。
枯野抄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その境遇のうちに、最後の天才のほのおは、六度目のシンフォニー「悲愴パセティック」として燃え上ったのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
悲愴パセティックシンフォニー」がモスコーで演奏された日チャイコフスキーの不慮の死は伝えられた。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
昨夜音楽をきいてチャイコフスキーの「悲愴パセテーク交響楽」をきいて、ああこのように人の心に絡みつく音を、と思いました、寿江子にそう云ったら「チャイコフスキーは二流」と云った。
この市街戦の経過をしるす前に、この戦闘が世にも悲愴パテチックなものだったというその裏の事情を叙述するのが順序であろう。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)