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悲愴
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ひさう
ふりがな文庫
“
悲愴
(
ひさう
)” の例文
彼
(
かれ
)
には
悲愴
(
ひさう
)
の
感
(
かん
)
の
外
(
ほか
)
に、
未
(
ま
)
だ一
種
(
しゆ
)
の
心細
(
こゝろぼそ
)
き
感
(
かん
)
じが、
殊
(
こと
)
に
日暮
(
ひぐれ
)
よりかけて、しんみりと
身
(
み
)
に
泌
(
し
)
みて
覺
(
おぼ
)
えた。
是
(
これ
)
は
麥酒
(
ビール
)
と、
莨
(
たばこ
)
とが、
欲
(
ほ
)
しいので
有
(
あ
)
つたと
彼
(
かれ
)
も
終
(
つひ
)
に
心着
(
こゝろづ
)
く。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その慟哭は勿論、
悲愴
(
ひさう
)
を極めてゐたのに相違なかつた。或はそこにゐた門弟の中には、「塚も動けわが泣く声は秋の風」と云ふ、師匠の名句を思ひ出したものも、少くはなかつた事であらう。
枯野抄
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
悲
常用漢字
小3
部首:⼼
12画
愴
漢検1級
部首:⼼
13画
“悲愴”で始まる語句
悲愴交響曲
悲愴奏鳴曲