“心着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こゝろづ58.1%
こころづ29.0%
こころづけ3.2%
こころつ3.2%
こころづき3.2%
こゝろつ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はて、何(なん)の菜(な)だ、と思(おも)ひながら、聲(こゑ)を掛(か)けようとして、一(ひと)つ咳(しはぶき)をすると、此(これ)は始(はじ)めて心着(こゝろづ)いたらしく、菜(な)を洗(あら)ふ其(そ)の婦(をんな)が顏(かほ)を上(あ)げた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「今日(こんにち)は、」と、声を掛けたが、フト引戻(ひきもど)さるるようにして覗(のぞ)いて見た、心着(こころづ)くと、自分が挨拶(あいさつ)したつもりの婦人(おんな)はこの人ではない。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
奥さんが手切(てぎれ)なり心着(こころづけ)なり下すった幾干(いくら)かの金子(かね)を資本(もとで)にして、初めは浅間の額堂裏へ、大弓場を出したそうです。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「決(け)して穢(きたな)いのでは御坐いませんけれど、つい心着(こころつ)きませんでした」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「それにお心着(こころづき)が無い?」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
(白桃(しろもゝ)の花(はな)だと思(おも)ひます。)と弗(ふ)と心着(こゝろつ)いて何(なん)の気(き)もなしにいふと、顔(かほ)が合(あ)ふた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)