“こゝろづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心着58.1%
心付25.8%
心附16.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれには悲愴ひさうかんほかに、だ一しゆ心細こゝろぼそかんじが、こと日暮ひぐれよりかけて、しんみりとみておぼえた。これ麥酒ビールと、たばことが、しいのでつたとかれつひ心着こゝろづく。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ふくろはおしなをまだ子供こどものやうにおもつて迂濶うくわつにそれを心付こゝろづかなかつた。本當ほんたうにさうだとおもつたときはおしなもなくかたいきするやうにつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
さりながら飼鳥かひどり遊戲あそびにあらざるを、なんぢ心附こゝろづかざりけむ、飼鳥かひどりこのものみなその不仁ふじんなるをらざるなるべし、はじめよりしりぞけてもちゐざらむはることながら
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)