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こゝろづ
おやまア
是に
御座います、
遂私の
方でも
心附きませんでした。客「ナニ
是さへあれば
大丈夫。と
行つて
了つた。 ...
さりながら
飼鳥は
良き
遊戲にあらざるを、
汝は
心附かざりけむ、
世に
飼鳥を
好む
者、
皆其不仁なるを
知らざるなるべし、はじめよりしりぞけて
用ゐざらむは
然ることながら
おつぎは
勘次が
煙草を
吸はないので
一寸煙草の
火をとることにまでは
心附かなかつた。
野田では
始終かん/\と
堅炭を
熾して
湯は
幾らでも
沸つて
夜でも
室内に
火氣の
去ることはないのである。
幼君御機嫌美はしく、「よくぞ
心附けたる。
予も
豫てより
思はぬにはあらねど、
別に
然るべき
戲もなくてやみぬ。
汝何なりとも
思附あらば
申して
見よ。」と
打解けて
申さるゝ。
シロクシナスを
牢舎に
入れたのは、
我が
誤り、第一
国内で一
等の
学者といふ
立派の人物を
押込めて置くといふは悪かつた、とお
心附きになりましたから、
早速シロクシナスを
許して
「あゝ……」と
其の
途端に、
婦も
心附いたらしく、
其の
手紙に
手を
掛けて