“心附”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こゝろづ41.7%
こころづ16.7%
こころづい8.3%
こころづけ8.3%
こゝろづい8.3%
こゝろづき8.3%
こゝろづけ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おやまアこれ御座ございます、つひわたしはうでも心附こゝろづきませんでした。客「ナニこれさへあれば大丈夫だいぢやうぶ。とつてしまつた。 ...
(和)茗荷 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
たちまち人の跫音に心附こころづいたと見えて、灰色のおどろ髪を振乱ふりみだしつつ此方こなたきっみかえった。市郎はつかつかと眼前めさきに現れた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ハッと心附こころづいて、また一おつ調子高に
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
とんと生命いのち拾いでござります。それにまた、お情深い貴女様、種々いろいろ若衆わかいしゅたちまで、お優しいお心附こころづけを下さいまして、お礼の申上げようもござりません。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
如夜叉によやしやと思ひ込しいと物堅ものがたき長三郎も流石さすが木竹きだけに非れば此時はじめ戀風こひかぜ襟元えりもとよりしてぞつみ娘も見たる其人は本町業平俳優息子なりひらやくしやむすこ綽名あだなの有は知らざれどたぐまれなる美男なれば是さへ茲に戀染こひそめて斯いふ男が又有らうかかういふ女が又有らうかとたがひ恍惚みとれ茫然ばうぜん霎時しばし言葉もあらざりしが稍々やう/\にして兩個ふたり心附こゝろづいてははづか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御家中ごかちゅうで万事に心附こゝろづきのある方は渡邊殿と秋月殿である、寒かろうから寒さしのぎに酒を用いたら宜かろうと云って、御酒ごしゅを下すったが、斯様な結構な酒はお下屋敷にはないから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「物を訊いて心附こゝろづけを出さないつて法があるかい。」