“こゝろづい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心付50.0%
心附50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ふたりはいつ迄つても、二人ふたりとしてはなれてゐなければならない運命をつてゐるんだと、始めから心付こゝろづいてゐるから、議論は能い加減に引きげて、三千代みちよ仲間なかま入りの出来る様な
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
如夜叉によやしやと思ひ込しいと物堅ものがたき長三郎も流石さすが木竹きだけに非れば此時はじめ戀風こひかぜ襟元えりもとよりしてぞつみ娘も見たる其人は本町業平俳優息子なりひらやくしやむすこ綽名あだなの有は知らざれどたぐまれなる美男なれば是さへ茲に戀染こひそめて斯いふ男が又有らうかかういふ女が又有らうかとたがひ恍惚みとれ茫然ばうぜん霎時しばし言葉もあらざりしが稍々やう/\にして兩個ふたり心附こゝろづいてははづか
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)