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振乱
ふりがな文庫
“振乱”の読み方と例文
旧字:
振亂
読み方
割合
ふりみだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふりみだ
(逆引き)
剰
(
あまつさ
)
え陰々として、
裳
(
もすそ
)
は暗く、腰より上の白き婦人が、
長
(
たけ
)
なる髪を
振乱
(
ふりみだ
)
して
彳
(
たたず
)
める、その姿の凄じさに、予は寧ろ幽霊の
与易
(
くみしやす
)
さを感じてき。
黒壁
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
忽
(
たちま
)
ち人の跫音に
心附
(
こころづ
)
いたと見えて、灰色のおどろ髪を
振乱
(
ふりみだ
)
しつつ
此方
(
こなた
)
を
屹
(
きっ
)
と
顧
(
みかえ
)
った。市郎はつかつかと
其
(
そ
)
の
眼前
(
めさき
)
に現れた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
髪をオドロと
振乱
(
ふりみだ
)
した半狂乱の
体
(
てい
)
でバタバタと駈けて来て、折から日比谷の原の
端
(
はず
)
れに客待ちしていた
俥
(
くるま
)
を呼留め、飛乗りざまに幌を深く卸させて神田へと急がし
四十年前:――新文学の曙光――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
振乱(ふりみだ)の例文をもっと
(3作品)
見る
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“振”で始まる語句
振
振舞
振返
振袖
振向
振顧
振分
振廻
振子
振翳
“振乱”のふりがなが多い著者
内田魯庵
泉鏡花
岡本綺堂