“振子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふりこ88.9%
しんし5.6%
ペンジュラム5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面の奥深い片隅に洋酒を棚に並べた酒場があって、壁に大きな振子ふりこ時計、その下に帳場があり、続いて硝子戸の内に電話機がある。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
つたとざす古き窓よりるる梭の音の、絶間たえまなき振子しんしの如く、日を刻むに急なる様なれど、その音はあの世の音なり。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「人生は不満と退屈との間を動揺する時計の振子ペンジュラムだ」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)