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引戻
ふりがな文庫
“引戻”の読み方と例文
読み方
割合
ひきもど
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきもど
(逆引き)
「
今日
(
こんにち
)
は、」と、声を掛けたが、フト
引戻
(
ひきもど
)
さるるようにして
覗
(
のぞ
)
いて見た、
心着
(
こころづ
)
くと、自分が
挨拶
(
あいさつ
)
したつもりの
婦人
(
おんな
)
はこの人ではない。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
結局、いつもの通り、湖の岐入とS川との境の台地下へボートを
引戻
(
ひきもど
)
し、蘆洲の外の
馴染
(
なじみ
)
の場所に
舶
(
と
)
めて、復一は湖の夕暮に
孤独
(
こどく
)
を楽しもうとした。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
赤崎才市の手が伸びると、お染の帯際を取ってグイと
引戻
(
ひきもど
)
しました。パッと燃ゆる紅の
裳
(
もすそ
)
、夕陽が紅葉に反映して、才市の血を好む心をいら立たせます。
大江戸黄金狂
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
引戻(ひきもど)の例文をもっと
(11作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
戻
常用漢字
中学
部首:⼾
7画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引戻”のふりがなが多い著者
斎藤緑雨
押川春浪
作者不詳
泉鏡太郎
泉鏡花
岡本かの子
野村胡堂