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悲歌
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エレジイ
ふりがな文庫
“
悲歌
(
エレジイ
)” の例文
詩集『
悲歌
(
エレジイ
)
』は可なりな人気を博したとはいへ、猶人々は彼女をかの浪漫派時代の女詩人達、タストやセガラやエルザ・メルクールの輩と並べて考へてゐたものだつた。
デボルド―ヷルモオル
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
ほんとはマスネエの逝く春を惜しむ
悲歌
(
エレジイ
)
を弾いたんだったけど。皮肉っていや、そりゃ皮肉なのよ、その人は。いつだったかいっしょに芝居へ行こうと思ったら、髭も剃っていないの。
橋
(新字新仮名)
/
池谷信三郎
(著)
キクロウプス——古代ギリシヤ、ユーリピデスの
悲歌
(
エレジイ
)
に、はじめて引用されたる怪物の名称なるも、起原は、地中海に出没せるカレドニアの海賊の間に信仰されたるデモーネンの謂なり。
鬼の門
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
私はこういうY村に於ける私の
悲歌
(
エレジイ
)
をいつか一ぺん書いて置きたいと思っていた。それから数年後の、或る秋晴れの日だった。私は自転車に乗って、その村を
一周
(
ひとまわ
)
りして来ることを思いついた。
三つの挿話
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
人々はそれを見て、
悲歌
(
エレジイ
)
だと云つた。
デボルド―ヷルモオル
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
悲
常用漢字
小3
部首:⼼
12画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
“悲”で始まる語句
悲
悲哀
悲惨
悲鳴
悲愴
悲痛
悲歎
悲壮
悲愁
悲劇