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猜疑
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うたがひ
ふりがな文庫
“
猜疑
(
うたがひ
)” の例文
『隠せ』——其を守る為には今日迄
何程
(
どれほど
)
の苦心を重ねたらう。『忘れるな』——其を繰返す度に何程の
猜疑
(
うたがひ
)
と
恐怖
(
おそれ
)
とを抱いたらう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
猜疑
(
うたがひ
)
、
恐怖
(
おそれ
)
——あゝ、あゝ、二六時中忘れることの出来なかつた
苦痛
(
くるしみ
)
は僅かに胸を離れたのである。今は鳥のやうに自由だ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
蓮太郎——大日向——それから仙太、斯う聯想した時は、
猜疑
(
うたがひ
)
と
恐怖
(
おそれ
)
とで
戦慄
(
ふる
)
へるやうになつた。
噫
(
あゝ
)
、意地の悪い
智慧
(
ちゑ
)
はいつでも後から出て来る。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“猜疑”の意味
《名詞》
猜 疑 (さいぎ)
人の言動に、何か裏があるのではないかと疑うこと。
(出典:Wiktionary)
猜
漢検1級
部首:⽝
11画
疑
常用漢字
小6
部首:⽦
14画
“猜疑”で始まる語句
猜疑心
猜疑深
猜疑嫉妬
猜疑褊狭