“正覚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうがく80.0%
さとり10.0%
しやうがく10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
記されてある如く既にその正覚しょうがくを取ったというからには、右の事実はもはや動かすことが出来ぬ。至極のさがには相対する質がない。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
般若の智慧を磨け 要するに、この『心経』の一節は、三世の諸仏も、皆この般若の智慧によって、まさしく、ほんとうの正覚さとりを得られたのである。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
悉達多は六年の苦行の後、菩提樹下に正覚しやうがくに達した。彼の成道じやうどうの伝説は如何に物質の精神を支配するかを語るものである。彼はまづ水浴してゐる。それから乳糜にゆうびを食してゐる。
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)