“正覚坊”のいろいろな読み方と例文
旧字:正覺坊
読み方割合
しょうがくぼう60.0%
しやうがくばう20.0%
しょうかくぼう10.0%
しやうがくぼう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海亀——いわゆる正覚坊しょうがくぼうには青と赤の二種がある。青い海亀はもっぱら小笠原島附近で捕獲されるが、日本海方面に棲息するのは赤海亀の種類だ。
海亀 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
奉天の総領事赤塚正助氏は正覚坊しやうがくばうのやうに酒が好きなので聞えた男だ。氏が前任地広東カントンから奉天への赴任途中久し振に郷里の鹿児島へ廻り道をした事があつた。
正覚坊しょうかくぼうも、平助の言葉がわかったかのようにうなだれてしまいました。涙をこぼすまいとつとめているように眼をしばたたきました。
正覚坊 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
きららかにごむの大樹たいじゆす光きららかにまろ正覚坊しやうがくぼう
真珠抄 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)