“卑屈”の読み方と例文
読み方割合
ひくつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卑屈ひくつになるなと云った男の言葉がどしんと胸にこたえてきて、いままでの貞女ていじょのような私の虚勢きょせいが、ガラガラとみじめに壊れて行った。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
「まったく、おじいさんの、おっしゃるとおりです。かねが、あるために、貧乏人びんぼうにんをつくり、また、貧乏びんぼうが、人間にんげん卑屈ひくつにするのです。」
かたい大きな手 (新字新仮名) / 小川未明(著)
病気なれば気の毒、早速さっそく医者の手にかかるがいいが、もし我儘だったらあんまり卑屈ひくつにへいへいしていると、かえって増長ぞうちょうさせていけない。
良人教育十四種 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)