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ひくつ
ふりがな文庫
“ひくつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
卑屈
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卑屈
(逆引き)
何を苦しんでか外部の顔のために進取の気象を
奪
(
うば
)
われ、いたずらに
卑屈
(
ひくつ
)
に
引込
(
ひっこみ
)
勝ちになろう、と思えば心も晴々しくなって来る。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
八五郎の
剽輕
(
へうきん
)
な調子に
誘
(
さそ
)
はれるやうに、
身扮
(
みなり
)
の
凝
(
こ
)
つた、色の淺黒い、キリリとした若いのが、少し
卑屈
(
ひくつ
)
な態度で、恐る/\入つて來ました。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
が、いつも物に
脅
(
おび
)
えているようなその眼は、遠く、藤吉郎のすがたを見ても、あわててまた窯の前に、
卑屈
(
ひくつ
)
な犬のように背を
屈
(
かが
)
めてしまう。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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