“貧乏人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びんぼうにん82.6%
びんばふにん8.7%
びんばうにん4.3%
びんぼふにん4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まったく、おじいさんの、おっしゃるとおりです。かねが、あるために、貧乏人びんぼうにんをつくり、また、貧乏びんぼうが、人間にんげん卑屈ひくつにするのです。」
かたい大きな手 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たづね有しかば道庵だうあんべつに心當りは御座なくと申に然らば日頃出入致す貧乏人びんばふにん又は心やすく致し朝夕てうせき小遣錢こづかひぜになどを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
『モールスさんのつたはう金持かねもちのコロボツクルがたので、此所こゝきつ貧乏人びんばうにんたんだらう』などたはむれてところへ、車夫しやふしたがへて二でうこうられた。
けれどきみたちは金持かねもちや、金持かねもち味方みかた詩人しじんやまたそいつらといつしよに貧乏人びんぼふにん馬鹿ばかにしてゐるやつらのやうに、このおぢさんの童謠うたを一も二もなく、あたまからバカにし、惡口わるくちなんかはないだらう。
赤い旗 (旧字旧仮名) / 槙本楠郎(著)