“貧乏籤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びんぼうくじ87.5%
びんばふくじ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客が来ても、ろくすっぽう挨拶することも知んねえけれア、近所隣の交際つきあい一つ出来やしねえんだからね。俺アとんだ貧乏籤びんぼうくじを引いちゃったのさ。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
私共に代って貧乏籤びんぼうくじをひいてくれた下曾根さんは、十七年間会堂うら自炊じすい生活せいかつをつづけました。下曾根さんは独身で、身よりも少なく、淋しい人でした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
まさか斬りもしないだらうと思つたが——考へて見ると危なかつたよ。河内屋の跡取はお富と決つて、明日は乘込むさうだから、姉のお米が貧乏籤びんばふくじ
銭形平次捕物控:050 碁敵 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)