“びんぼうくじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貧乏籤70.0%
貧乏鬮20.0%
貧乏䰗10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私共に代って貧乏籤びんぼうくじをひいてくれた下曾根さんは、十七年間会堂うら自炊じすい生活せいかつをつづけました。下曾根さんは独身で、身よりも少なく、淋しい人でした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
たった一人貧乏鬮びんぼうくじいたのんお梅どんで、「そんなことになってたのんに、お前附いてながら主人に知らさんいう法あるもんか」いわれて、ひま出されてしもて、えらアい私ら恨んでて、——そら
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「こゝのは貧乏䰗びんぼうくじだよ。大将からは二そくもんのように叱り飛ばされる。他の連中からは余計ものゝように思われる。ツク/″\厭になってしまう」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)