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貧乏籤
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びんぼうくじ
ふりがな文庫
“
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)” の例文
客が来ても、ろくすっぽう挨拶することも知んねえけれア、近所隣の
交際
(
つきあい
)
一つ出来やしねえんだからね。俺アとんだ
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)
を引いちゃったのさ。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
私共に代って
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)
をひいてくれた下曾根さんは、十七年間会堂
裏
(
うら
)
に
自炊
(
じすい
)
生活
(
せいかつ
)
をつづけました。下曾根さんは独身で、身よりも少なく、淋しい人でした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
大名連中、「日光お直し」というと天下の
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)
、引き当てねばよいが……と、ビクビクものであった。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
いつも進んで
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)
を引き当てようとする人間が塾には二人いたのである。田中さんと鳴尾君である。それをいいことにして村木さんと私はいつも横著を極め込んでいた。
西隣塾記
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
その呪いの的になる人は時々変りはしたけれども、どういうものかおせいは
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)
をひいた。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
だから、裕福と
睨
(
にら
)
まれた諸侯か、御老中に憎まれた藩が、
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)
を引かされるのじゃ
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「三度目に、こんな責任を背負わされるなんて、僕こそ
貧乏籤
(
びんぼうくじ
)
を引いてるんだ。」笹村は
揶揄
(
からか
)
い半分に言い出した。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
貧
常用漢字
小5
部首:⾙
11画
乏
常用漢字
中学
部首:⼃
5画
籤
漢検1級
部首:⽵
23画
“貧乏”で始まる語句
貧乏
貧乏人
貧乏徳利
貧乏世帯
貧乏動
貧乏世帶
貧乏神
貧乏臭
貧乏村
貧乏搖