“びんぼうにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貧乏人86.4%
貧棒人4.5%
貧窮人4.5%
貧者4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なに面白おもしろくねえことがあるもんか。二十五りょうといやァ、おいらのような貧乏人びんぼうにんは、まごまごすると、生涯しょうがいにゃぶらがれない大金たいきんだぜ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
◎これはちと古いが、旧幕府の頃南茅場町みなみかやばちょう辺の或る者、乳呑子ちのみごおいて女房になくなられ、その日稼ぎの貧棒人びんぼうにんとて、里子に手当てあても出来ず、乳がたりぬのでなきせがむ子を、もらちちして養いおりしが
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
つまり、経済界が乱調子になったことでありますが、こういう世の中の行き詰まった折から「貧窮人びんぼうにん騒ぎ」というものが突発して来ました。
夫人おくさん、貴女はこれから慈善市じぜんしへいらしって、貧者びんぼうにんのためにお働きなさるんですねえ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)