トップ
>
虚勢
ふりがな文庫
“虚勢”の読み方と例文
読み方
割合
きょせい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょせい
(逆引き)
卑屈
(
ひくつ
)
になるなと云った男の言葉がどしんと胸にこたえてきて、いままでの
貞女
(
ていじょ
)
のような私の
虚勢
(
きょせい
)
が、ガラガラと
惨
(
みじ
)
めに壊れて行った。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
「構えて、左様な、
虚勢
(
きょせい
)
を固持しておられるうちは、仔細に、申すわけに参りません。まず
謙虚
(
けんきょ
)
をお示しなくば」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西村の
痩
(
や
)
せた顔が、変に赤らんで来た。彼はもう手紙の口述をしなくなった。そして、目は天井への
虚勢
(
きょせい
)
を忘れ、少女のなめらかな首筋へ食い入っていた。
五階の窓:01 合作の一(発端)
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
虚勢(きょせい)の例文をもっと
(14作品)
見る
“虚勢”の意味
《名詞》
上部ばかりの威勢。からいばり。
(出典:Wiktionary)
虚
常用漢字
中学
部首:⾌
11画
勢
常用漢字
小5
部首:⼒
13画
“虚”で始まる語句
虚
虚空
虚言
虚無僧
虚偽
虚妄
虚構
虚子
虚飾
虚無
“虚勢”のふりがなが多い著者
森田草平
下村湖人
梅崎春生
新渡戸稲造
江戸川乱歩
佐々木邦
吉川英治
林芙美子
岡本かの子
坂口安吾